おおいだみくりしんめいじんじゃ
三重県いなべ市大安町大井田1169
『宝永八年(一七一一)村差出帳』に、「神祠は氏神 牛頭天王、正八幡宮」とある。『伊勢輯雑記』では、「生土神の社 俗に新宮と号す、祭神五座、天照皇大神宮、八幡宮、観音菩薩其の余二座、拝殿あり、石燈龍二..
『宝永八年(一七一一)村差出帳』に、「神祠は氏神 牛頭天王、正八幡宮」とある。『伊勢輯雑記』では、「生土神の社 俗に新宮と号す、祭神五座、天照皇大神宮、八幡宮、観音菩薩其の余二座、拝殿あり、石燈龍二基拝殿の前に在り、社頭東向、村の生土神也、夫当社は中古迄村内所々に鎮座の神社を合祀する。牛頭大王社 竹宮と 号す、村の北田の中に在り、夫当社は旧社地也、古城主出口右近の生土神にして、其の昔社境地中悉く竹薮也、依て今に竹の宮と称号あり。稲荷大明神社 三井の内東に在り、社頭南向、三井の生土神也。」とある。『続員弁雑誌』に、「厳島神社 字弁天にあり、祠東向、社の東に池あり、水清く 水湧出、東へ出南へ流るるなり、池の南崩石垣の上に東向に石碑あり、祭日は例年八月二五日なり、社地は宇賀川の北にあり、鳥居は宇賀川の南にあり、宇鳥居場と云。山神 字西条、東向にあり、小祠也。山神 字三井、南向にあり、小祠也。山神 字東条東向にあり、小祠也。」とある。『員弁郡郷土資料』では、「大日霊貴尊を祭神とし、春日大明神、品陀和気命、大山祗神、高野神社を合祀す、境内に八坂神社、稲荷神社、山神社、厳島神社を合祀す、その創建詳かならざれども、『神鳳抄』に内宮大井川御厨三石とあるを見れば上古よりありしものの如し。」とある。昔は春日神社と称したが、明治二二年(一八八九)今の社名となった。
《主》大日孁貴命 《合》天児屋根命,須佐之男命,品陀和気命,市杵島姫命,大山祇神,
春祭3月初旬 秋祭体育の日
弁天祭(いなべ市無形民俗文化財)