はちまんじんじゃ
三重県いなべ市員弁町下笠田 147
勧請年月不詳。『伊勢輯雑記』に「二の宮 祭神八幡宮、一に下の宮と云、社頭南向、拝殿在棟に八幡宮と、拝殿の前に大杉あり、石燈篭二基文化一三年子出来す、石工は石榑村住権左衛門、神殿の後に松の大木あり凡そ..
勧請年月不詳。『伊勢輯雑記』に「二の宮 祭神八幡宮、一に下の宮と云、社頭南向、拝殿在棟に八幡宮と、拝殿の前に大杉あり、石燈篭二基文化一三年子出来す、石工は石榑村住権左衛門、神殿の後に松の大木あり凡そ唯今にて周廻一丈六七尺有之と云ふ。二の宮と称すること一説には此所を二居と字す、依て二居宮と呼ぶ也と、上笠田の下、下笠田の氏神也、往古は民家皆此所に有しと云、旧名一義村と云由伝説す」とあり、『員弁雑誌』には、「八幡宮 字丸市東と云所に在、本社南向拝殿在、社殿の後に松の大樹育り、当時周廻一丈六七尺ありと云、社地楓樹多し、一村の産土神也、例祭九月一五日、二の宮又下の宮と称す、正座八幡宮、左右に二座三神相殿」とある。『員弁郡郷土資料』には、「建御名方神村大字下笠田字南丸市にあり、無格社にして祭神は品陀和気命なり、合殿の祭神としては、菅原道真公・建御名方神及び笠田御厨神明社の祭神天照大御神を祭る、この御厨神明社は『神鳳抄』に云笠田御厨上分田三町各三石六月・九月・一二月と。『神領目録』云笠田御厨三石の内、六月・九月・一二月一石宛と『三国地誌』『布留屋草紙』等に記載せらる。按ずるに旧字神田・伊勢田・大宮田・神地田・神明田・上分田・堂の前・神代淵等の名称の存するは御厨田なり」とある。尚、後年村内の稲荷神社(宇迦之御魂命)を合祀した。※『員弁の歴史散歩』より抜粋
《主》誉田別命《合》天照大御神,菅原道真,建御名方神,大山祇神,火産霊神,
旧村社
下笠田八幡神社