たかとりじょう
奈良県高市郡高取町大字高取
高取城は奈良飛鳥盆地の南、標高583mの山頂を中心に築かれた近世山城である。十四世紀の南北朝時代、南朝方の越智邦澄が築いたのが始まりと伝わる。現在の近世城郭の形に仕上げたのは羽柴秀長配下の本多利久で..
高取城は奈良飛鳥盆地の南、標高583mの山頂を中心に築かれた近世山城である。十四世紀の南北朝時代、南朝方の越智邦澄が築いたのが始まりと伝わる。現在の近世城郭の形に仕上げたのは羽柴秀長配下の本多利久である。江戸時代には植村氏が城主として14代にわたって城を治めた。明治維新後の1873年廃城となり、建物は管理されずに自然倒壊したとも1891年に取り壊されたとも伝わり、現在は石垣のみがかつての面影を偲ばせる。本丸以下の中枢部は総石垣で、巧みな縄張りを遺す。「日本三大山城」に数えられている。 2006年に日本100名城61番に選定された。
近鉄吉野線『壺阪山』から徒歩約2時間
年中無休(山頂にあるので明るいうちに散策すること)
無料
約1〜2時間
有り
有り(簡易トイレになる。駐車場にのみ)