せいすいじ
福岡県宮若市黒丸1558-1
天平年中に行基によって開基された伝説を持つ鞍手地方最古の寺であり、真言宗仁和寺の末寺である。本尊の千手観音菩薩は行基作と伝わっている。戦国時代の天文年間(1532-1555)に大友宗麟の筑前攻防の折..
天平年中に行基によって開基された伝説を持つ鞍手地方最古の寺であり、真言宗仁和寺の末寺である。本尊の千手観音菩薩は行基作と伝わっている。戦国時代の天文年間(1532-1555)に大友宗麟の筑前攻防の折に戦火に遭い、その後に立花軍により寺を消失した。 江戸時代になり三大将軍家光の治世、田川郡興国寺住職元寿師が諸寺巡拝中、当地に足を止め承応2年(1653)本堂を建立する。この寺は標高200メートルに位置し、筑前国中三十三ヶ所霊場の第二十五番札所で、当地の山岳仏教の発祥地である。
真言宗
筑前国中三十三ヶ所霊場25番札所
有り