さいがんでんじおくのいん
熊本県阿蘇市黒川808
奈良時代の神亀3年(728年)に聖武天皇の勅願により、高僧・最栄によって開山。 寺名は阿蘇山の西の巌殿(洞窟)に仏像を安置して寺を開いたことに由来する。 多くの修行僧が集い、多くの子院や庵室が置..
奈良時代の神亀3年(728年)に聖武天皇の勅願により、高僧・最栄によって開山。 寺名は阿蘇山の西の巌殿(洞窟)に仏像を安置して寺を開いたことに由来する。 多くの修行僧が集い、多くの子院や庵室が置かれ、国家鎮護の道場として隆盛を極めたが、天正年間に島津勢の兵火によって悉く焼失した。
その後慶長年間に加藤清正によって本堂が再建、三十六坊を麓の黒川村へ移転し、再興がなされた。 その後を引き継いだ細川家代々の崇敬を集めてきたが、明治期の廃仏毀釈により、明治4年に山上の本堂を麓の一坊(現在の西巌殿寺)を移し、残りは還俗を行い、破却された。 その後再興の運動が起こり、明治23年に山上本堂は再興された。
阿蘇山
天台宗
神亀3年(728年)
十一面観世音菩薩
最栄読師
阿蘇山 西巌殿寺
10分(現在は堂宇が崩壊しているため、軒下には近づかないこと)
阿蘇山の観光駐車場を利用のこと。
阿蘇山の山上公衆トイレ・売店のものを。