万年寺(まんねんじ)は、山号を留径山という。
西山浄土宗、本尊は阿弥陀如来立像。
◆歴史年表 創建、変遷の詳細は不明。
室町時代、1555年、頂空により創建された。当初は万年寺通烏丸付近(下京区北町)にあったという。(『坊目誌』)
安土・桃山時代、1591年、豊臣秀吉の命により現在地に移転した。
江戸時代、1788年、大火により焼失する。
1864年、大火により焼失した。その後、再建される。
◆本尊 本尊の阿弥陀如来立像は、仏師・春日作といわれている。源義経(1159-1189)の念持仏という。(『京羽二重』)
◆鎮守社 境内に紅梅天神(こうばい てんじん)が祀られている。「万年寺の天神」とも呼ばれている。近世(安土・桃山時代-江戸時代)には、大いに信仰を集めた。
◆万年寺通 境内北の東西の六角通は、万年寺通とも呼ばれた。