ほむすびじんじゃ
宮崎県児湯郡高鍋町高鍋町
当社の創建は不詳であるが、寛保二年(1742)九月再興の記録があることから、それ以前と思われる。古老の口伝によれば、高鍋の町筋は度重ねての大火に煽られるので、たまりかねた町民は、祇園様と一緒に祀られ..
当社の創建は不詳であるが、寛保二年(1742)九月再興の記録があることから、それ以前と思われる。古老の口伝によれば、高鍋の町筋は度重ねての大火に煽られるので、たまりかねた町民は、祇園様と一緒に祀られていた火産霊の大神様を勧請、平穏さを取り戻したと伝える。それより後、町民等は「こうじんサン」と呼び、今日も厚く崇め奉り肩をすり並べての参拝者もなお多い。 明治四年村社に列格、同三十七年中川助三、渡辺新六、久保田鶴次の三名心を同じくして、佐土原町愛宕神社に伝わる大鼓台を真似造り、火産霊神社の祭りに奉納した。境内神社として稲荷神社(祭神、宇迦魂命)、事代主神社(祭神、事代主命、大国主命)がある。 高鍋町商店街の中央に鎮座する当社の夏祭りは、七月二十六、二十七日の二日間にわたり行われ、鉢巻姿の若者に担がれた大鼓台が町内を練り歩く雄壮な祭典である。
火産霊命(ほむすびのみこと)
本殿(神明造)2坪 拝殿(流造)15坪 現在のご社殿は、平成25年に修改築
十一月二十七日
JR高鍋駅より車で約7分