やくそじんじゃ
東京都中央区日本橋室町2丁目5−8
わが国で医薬の祖神と言われているのは、大己貴命と少彦名命の二神で、共に国土経営に尽力され、薬の術や医道、酒造諸々を教えたと「古事記」や「日本書紀」「風土記」等に述べられています。 大己貴命は..
わが国で医薬の祖神と言われているのは、大己貴命と少彦名命の二神で、共に国土経営に尽力され、薬の術や医道、酒造諸々を教えたと「古事記」や「日本書紀」「風土記」等に述べられています。 大己貴命は須佐之男神の子孫で、大国主命と同じ神様です。神話や童謡でも親しまれ、特に「因幡の白兎」の神話は有名です。 少彦名命は神産巣日神の御子で蛾の皮の着物に豆の実のさやの舟に乗っていたという大変小さな神であったようです。 日本橋本町の薬業界では、昔からこの二柱を祭神とする水戸の大洗磯前神社、酒列磯前神社や東京上野の五條天神社に参詣して崇敬の念を表してきました。 明治41年(1908)からは、東京薬種貿易商同業組合(現公益社団法人 東京薬事協会)が、東京上野の五條天神社から薬祖神の御霊を迎え大祭を執行し、昭和4年(1929年)には事務所建物の屋上に薬祖神社(初代社殿)が造営され、昭和58年には昭和薬貿ビル屋上に第二代目の社殿が造営されました。 さらに平成28年(2016年)9月28日福徳の森に第三代目の薬祖神社が遷座いたしました。
大己貴命・少彦名命
薬祖神祭 毎年10月17日
JR 総武快速線 新日本橋駅 徒歩約4分 東京メトロ 半蔵門線 三越駅前 徒歩約4分