ほしみやじんじゃ
埼玉県飯能市上名栗217-1
星宮神社の創建は今から約830年前の元暦元年(1184)のことと伝えられています。当時この地は名栗郷と呼ばれ鎌倉から秩父、信州方面への通路に当たっておりました。星宮神社はこの土地の人たちの信仰を集め..
星宮神社の創建は今から約830年前の元暦元年(1184)のことと伝えられています。当時この地は名栗郷と呼ばれ鎌倉から秩父、信州方面への通路に当たっておりました。星宮神社はこの土地の人たちの信仰を集め、名栗郷の鎮守として崇められていました。その後、應仁元年、たまたま小野中将藤房卿、同従四位藤忠卿の二人の公家が信州へ下向の折この地を通りかかり、星宮の掲額を見て珍しい神社であると云われ付近の住民に由来を尋ねられ、それをお書き留めになられてきました。翌年雑掌をお下しなり、伏見より大己貴命の御贈祀になったと伝えられています。 社宝としては、文永七年(1270)鋳造の円鏡があり、また本殿の両側に置かれている狛犬は江戸時代に書かれた新編武蔵風土記にも既に古物とみられるとあり、相当古いものであることがうかがわれます。 江戸時代、星宮神社に対しては幕府より朱印地が安堵されましたが、これは当時多くの人たちの尊崇を集めていたお社であると云えましょう。 例大祭には獅子舞が盛大に行われていますが、江戸時代初期から伝わっていた獅子頭は名工左甚五郎の作であったと言われています。明治二三年の火災により消失し現存しないのが惜しまれます。 (境内立看板より)
当社の創立と社号の由来について『風土記稿』に「往古天より降る星精を祀ると云」 とあり、これは妙見信仰にかかわるものとおもわれる
天之御中主神
鳥羽天皇の時代元暦年間