しょうげんじ
東京都中野区上高田1-27-3
当寺は麹町四番町に創建されたが、年代は不詳。慶長18年に牛込神楽坂に移り、明治41年に再び現在の地に移転している。 当時は通称引”さる寺”と呼ばれ、さる寺縁起として『江戸名所図会』に「昔、境内に猿..
当寺は麹町四番町に創建されたが、年代は不詳。慶長18年に牛込神楽坂に移り、明治41年に再び現在の地に移転している。 当時は通称引”さる寺”と呼ばれ、さる寺縁起として『江戸名所図会』に「昔、境内に猿をつなぎて置きたりとて、今も世に猿寺と号く」と記されている。 また、元禄の頃四代目の白職・徳門和尚が渡船に乗ろうとして猿に引きとめられ、舟に乗れなかったところ、その船が沈み猿のおかげで難をまぬがれたと云う話も当寺に伝わっている。
当寺は観音霊場として、江戸時代には山ノ手三十三所の第二番札所、現在は東京三十三所の第十九番札所となっている。
また五代将軍綱吉の書もあり、臨済宗妙心寺派江戸触頭の大名寺してその名を知られていた。
蒼龍山
臨済宗
妙心寺派
慶長18年中興
釈迦如来 、聖観音(出世観音)
勅諡霊鑑普照禅師
さる寺
山の手三十三観音霊場2番 東京三十三観音霊場19番
JR総武線・東中野駅(西口北側)下車5分 地下鉄大江戸線・東中野駅下車6分 地下鉄東西線・落合駅下車5分
無し