くろたきじ
徳島県那賀郡那賀町阿津江字黒滝山5
寺伝によれば、延暦12年(793年)空海(弘法大師)が太龍ヶ嶽(現在の太龍寺)で修行中、神童(神龍とも伝えられる)が現れ「那賀川上流にある黒滝山で大龍が暴れ、人々を苦しめている」と告げた。空海は那賀..
寺伝によれば、延暦12年(793年)空海(弘法大師)が太龍ヶ嶽(現在の太龍寺)で修行中、神童(神龍とも伝えられる)が現れ「那賀川上流にある黒滝山で大龍が暴れ、人々を苦しめている」と告げた。空海は那賀川を遡り、黒滝山を間近にしたところで一夜を明かした。ここで虚空蔵菩薩を刻み小堂を建てた。空海はこの地を祈祷名と名付け、後に木頭名と呼ばれるようになったと言われる。黒滝山上に登った空海は山上の湖に棲む大龍を前に十一面観音を刻み降伏退散の調伏を行った。これにより大龍は湖を出て竜王淵へ退散した。降伏した大龍は空海に「閼伽井の水」という泉を贈った。これが当寺の開創と伝えられている。
黒瀧寺(くろたきじ)は徳島県那賀郡那賀町に所在する寺院である。山号は龍王山。宗派は高野山真言宗。本尊は十一面観音。四国八十八箇所第二十一番太龍寺奥の院、新四国曼荼羅霊場第八十八番札所である。本尊真言:おん ろけい じんばら きりく御詠...
龍王山
高野山真言宗
延暦12年(793年)
十一面観音
弘法大師
四国八十八箇所21番奥院 新四国曼荼羅霊場88番