しゃくそんじ
長野県小諸市大久保2250
牛に化身した聖観音に白布を奪われた老婆が、善光寺まで追いかけて仏教に帰依するようになったという「牛に引かれて善光寺参り」伝説ゆかりの寺院である。寺伝によると神亀元年(724)、僧・行基の創建で、本堂..
牛に化身した聖観音に白布を奪われた老婆が、善光寺まで追いかけて仏教に帰依するようになったという「牛に引かれて善光寺参り」伝説ゆかりの寺院である。寺伝によると神亀元年(724)、僧・行基の創建で、本堂のほか花成寺、額願寺、真福寺、一宝寺、神興寺、慈現寺の六ヶ寺が岩窟に伽藍を造営。懸崖に建立した観音堂を中心とする仏道修行の聖域だったとされる。朱塗りの観音堂は鎌倉時代の様式をよく伝えており、建築・美術史上きわめて貴重とされ、国の重要文化財に指定されている。
釈尊寺(しゃくそんじ)は、長野県小諸市にある天台宗の寺院。山号は布引山。布引観音とも呼ばれる。信濃三十三観音霊場の第29番札所。「牛に引かれて善光寺参り」伝説発祥の地。本尊は聖観世音菩薩。
布引山
天台宗
聖観世音菩薩
信濃三十三観音霊場 二十九番
有り