しらひげじんじゃ
神奈川県小田原市小船669
[社頭掲示板 ] 小船、中村原、小竹、羽根尾、明沢の惣鎮守であり、祭神は猿田彦命である。 文治年間(鎌倉時代初期)に記されたという神社縁起によれば、行基菩薩が東国行脚の際、当地小竹山頂に地蔵..
[社頭掲示板 ] 小船、中村原、小竹、羽根尾、明沢の惣鎮守であり、祭神は猿田彦命である。 文治年間(鎌倉時代初期)に記されたという神社縁起によれば、行基菩薩が東国行脚の際、当地小竹山頂に地蔵堂を建立した。その後、伊勢神宮の神官玉串某なる者が、仏門に入って、広瀬入道実応と名乗り、諸国行脚の砌り、この地蔵堂に寝宿したところ、その夜、白髭の夢を見たという。そこで、九寸五分の御神像を彫し、社殿を造営して、元慶元年(八七七)九月九日に盛大な鎮座祭を行なったのが白髭神社の起源とされている。 その後、幾星霜。社殿も荒廃してしまったが、現宮司中村氏の祖といわれる松浦四郎入道綱泰が近江国滋賀郡にて白髭の霊夢に感応して、はるか相模国中村郷に来て白髭神社再興を発念した。時の中村庄司宗平は、入道綱泰の支援を惜しまずついに壮麗なる社殿、楼門等を再建することができた。また、建久二年(一一九〇)六月、源頼朝から神領を寄進され、暦応二年(一三三九)、足利尊氏から御教書を下賜されるなど各武将の崇敬が篤く、この地方の総氏神として尊信された。 なお、当社で毎年一月七日の日の出と共に行われる奉射祭は、五穀豊穣を祈る新年の古行事として近郷に広く知られており、古式を伝える神事として小田原市の重要無形民俗文化財に指定されている。 以上
白髭神社(しらひげじんじゃ)は、神奈川県小田原市小船にある神社である。旧社格は郷社。祭神は猿田彦大神。
猿田彦命(サルタヒコノミコト)
10/10 例大祭
1/7 奉射祭(小田原市の重要無形民俗文化財)