あじふじんじゃ
大阪府摂津市別府1丁目1-14
当神社は元、鯵生の宮と称し約千三百数拾年前、孝徳天皇が難波に都を定めし時の鯵生の離宮に始まり、白雉元年正月 孝徳天皇の行幸あり賀正を観す、と言う(日本書記・社記)。御祭神は天照大神・若一王子・八幡大..
当神社は元、鯵生の宮と称し約千三百数拾年前、孝徳天皇が難波に都を定めし時の鯵生の離宮に始まり、白雉元年正月 孝徳天皇の行幸あり賀正を観す、と言う(日本書記・社記)。御祭神は天照大神・若一王子・八幡大神を奉斉し、社殿は荘厳を極めたりしが、長岡遷都に伴い、延暦四年(785年)、神崎川を通じる際し(大日本史・国郡志)御祭神を分かちてこの地に移築さる。天照皇大神を当別府の地に、若一王子を一津屋に、八幡大神を新在家<に移し奉りて三社をなす。当神社はその根元にして、後に春日大神・菅原大神を配祀して三座となる。当初は鯵生の社号なりしが、延元年間 今の味府の文字に改めたりと言う。往時、境内は大樹うっそうと生い茂り、裏添いの大川は今の味府浜を船着場として賑わい神社大いに栄え、狩野法眼の描ける社景屏風、その他宝什器幾多ありしが、明治23年社殿と共に灰燼に帰す。翌24年先の社殿再建され、以後百数年経過、老朽化激しく、平成4年現在の社殿、末社、社務所を建設し、在近郷崇敬者の信仰益々篤くなり現在に至る。
味府神社(あじふじんじゃ)は大阪府摂津市別府に鎮座する神社。
主祭神:天照皇大神 配祀神:天児屋根命・菅原道真
旧村社
4月13日・10月13日