さのもじんじゃ
岡山県美作市宮本132
往古から讚甘郷の総鎮守で、「荒牧大明神」と呼ばれていた。もとは近くの実近山(さねちかやま)の中腹にあったが、天正年間(1573~1592)に兵火に遭い社殿を焼失した。 棟札によると、寛文元年(1..
往古から讚甘郷の総鎮守で、「荒牧大明神」と呼ばれていた。もとは近くの実近山(さねちかやま)の中腹にあったが、天正年間(1573~1592)に兵火に遭い社殿を焼失した。 棟札によると、寛文元年(1661)9月平尾七郎左衛門が現在地に社殿を移し、元禄8年(1695)津山藩主森長成公が再建した。 現在の社殿は、嘉永3年(1850)の建築で、その時明石藩主松平侯から米5石と金一封が寄進された。 明治6年郷社に列せられ讚甘神社と改称した。同44年3月宮本地内水根の無格社清地神社他11社の小社を合祀し、同年11月神饌幣帛料供進神社に指定された。 また、「武蔵幼年の時、荒牧の神社に遊んで、太鼓を打つありさまを見て、2本の撥(バチ)を以て左右の音等しきを感悟し、十手を以て二刀に替えたり…..」と、代々十手の達人の家に生まれた宮本武蔵ゆかりの神社でもある。
讃甘神社(さのもじんじゃ)は岡山県美作市宮本にある神社。智頭往来に面して建つ。旧社格は郷社で饌幣帛料供神社。神木は杉と槻。
大己貴命,味鋤高彦根命,事代主命
郷社