てんじんじんじゃ
岐阜県美濃加茂市蜂屋町上蜂屋3299-1
本来、天神は地神(クニツカミ)に対して天神(アマツカミ)を指し特定の神ではなかったが、菅原道真公の霊を天満大自在天神として神格化したことによって天神信仰は北野天満宮とその同系の諸社に独占されるに至っ..
本来、天神は地神(クニツカミ)に対して天神(アマツカミ)を指し特定の神ではなかったが、菅原道真公の霊を天満大自在天神として神格化したことによって天神信仰は北野天満宮とその同系の諸社に独占されるに至った。北野には早くから天神社があり、雷公を祭っていたか、雷神信仰と太宰府に流され無実の罪に薨した公の悠霊に対する御霊信仰と混交し公を雷神として信する思想が流布して、火雷天神の神号が挙げられた。また、古来の豊作を祈願する農耕民の雷神信仰と堅く結合し雷除けの信仰がここに寄せられた。時代が降るにつれで、公の人柄から、人格神として文道の祖神となり、学問の神様として社会強化に大きな影響を与えた。また、正直の徳を守り極楽住生をも擁護する神として一般民衆に浸透した。 歴朝の篤い崇敬を受け一般民来にも崇められて全国各地に奉斎されてアマツカミの天神より祭神を菅公とした天神も多く、島之洞天神もそれてあるう。 菅公の「東風吹かば、匂い起こせよ梅の花・・・・」の和歌から、手に一枝の梅花をかさす天神像が盛んに製作され、天神神社は梅で親しまれるようになった。 島之洞に育ち、島之洞に住む者たちの守り神であり、憩い、安らきの場でもあった天神神社が老朽し、改築が話題になっていた。昭和の未期、天神神社の土地を合め一帯に山崎マザック社のコルフ場 (美濃加茂カントリークラブ)建設が計画された。平成元年に、山崎マザック社と天神神社の土地は賃貸とし、現状を基本とした天神神社の改築と、それに要する費用は全額負担することを条件に契約が成立した。平成八年に改築工事に入り、付帯工事は財産とご寄進により平成九年三月完成を見るに至った。 ー現地案内板より
菅原道真公