くわのじんじゃ
富山県砺波市野村島270
「白蛇伝承」 鎮座地の野村島はその昔、西南を野村、東北を島村と称した。 野村は桑樹鬱蒼と繁茂し、この地域を開墾しょうとしていた時、数尋(一尋は一・五メートル程)の白い蛇が棲み衆人恐怖し愁歎してい..
「白蛇伝承」 鎮座地の野村島はその昔、西南を野村、東北を島村と称した。 野村は桑樹鬱蒼と繁茂し、この地域を開墾しょうとしていた時、数尋(一尋は一・五メートル程)の白い蛇が棲み衆人恐怖し愁歎していた。 ある日異相の老人来臨、住人「初作」に白く 「汝等の白蛇の災害に罷るを見るに忍びず、之を鎮除せんと欲せば桑樹の中に神石有り、之を本地の神体とし、衆と之を祀り祈念すれば必ず神霊遷降ありて蛇を除去し村内繁栄を守護せん」と。 そこで、その言のとおり柔樹の中に石に巻き付いた白蛇を見つけ、その石を祀ったところ、その後蛇に悩まされる事なく開墾が順調にできるようになった。 神石は金山彦之神として桑野神社のご神体となって鎮座され現在に至っている。