そけいのみや
沖縄県国頭郡宜野座村惣慶1585
この森一帯は、1713(康熙52)年に編さんされた『琉球国由来記』に「マチョウガマノ獄」と記されている御嶽であり、神名「アラハタヨリウサノ御イベ」という祖霊神が祀られてます。このことから、かつては..
この森一帯は、1713(康熙52)年に編さんされた『琉球国由来記』に「マチョウガマノ獄」と記されている御嶽であり、神名「アラハタヨリウサノ御イベ」という祖霊神が祀られてます。このことから、かつては普段の立ち入りや木々を切ることが禁じられていました。1917(大正6)年まて、この場所から漢那にノロを招き、神事が執り行われていました。 1942(昭和17)年に、御嶽に神社風の社殿が建立され、那覇市の波上宮からイザナミノミコト•ハヤタマオノミコト•コトサカノミコトの三神が分霊された際、それまで御嶽の大木の根元に安置されていた4つの香炉も併せて祀られるようになりました。この頃から地域では「ウガン」と呼ばれていた御嶽が「お宮」と呼ばれるようになり、惣慶から出征する兵士たちが戦場に向かう際には「武運長久」を祈る場所となりした。 なお、お宮の周辺で、樹齢を重ねたオキナワウラジロガシが確認されており、御嶽の森が昔から地域の人々の手によって守られてきたことがわかります。
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