椿地区にある涌沼神社は下長井や小国を守る神として崇められ、中世に置賜の領主であった長井時広公からも深く尊崇されました。
遠国まで知られた有名な神社で、越後からきた琵琶法師が、願い事が叶ったことを喜び、琵琶を奉納したという伝説が残っています。
神社までお参りに来ることができない方たちもお参りできるようにと、神様を移した山車を出すようになりました。
もともとは神様を連れない獅子舞だったので、「橋渡し」や「丁切り」の際、獅子が神社に残してきた神様を心配する動きをみせます。これは町内でも珍しいものです。