永照寺

延元(えんげん)元年1336年 室町時代、
豊前国蓑島で塁をあずかる武将 村上大炊允道定は
応仁元年1467年、応仁の乱勃発し参戦。
摂津国(大阪府)川中島の戦で道定は負傷。
溝杭 沸照寺(大阪府茨木市)で治療するなか布教の為諸国を巡っていた本願寺(京都市)
八世 蓮如上人と遭い浄土真宗を説く教えに心を打たれ、法名「道證」仏弟子となる。
明応4年(1495年)9月28日、本願寺 九世 實如上人から本尊を授かった道證は
九州に下国し、当時一寒村に過ぎなかった小倉の地に永照寺を建立。
浄土真宗本願寺派(西本願寺に属する)
三代西蓮の時、高橋参河守穐種が小倉を領しましたがその室が当寺を崇敬し保護を加えています。
続いて慶長3年毛利壱岐守が入国し、当寺の殿堂を潤色しました。
同7年細川忠興豊前を領し、小倉城築城のため寺地を室町より米町の地に移しました。
慶長年間・元禄年間・弘化年間に改修。
それぞれ造立され現在の本堂で5回目の造立になりますが内部の柱、梁の殆どは
弘化年間に建立された本堂の資材を移築してあります。
太鼓堂は、この地方では珍しい二層式の鼓楼です。
平成3年(1991年)小倉駅前再開発に伴い現在の大手町に移転。
500年の歴史がある永照寺には、歴史的建造物や文化財などが残され
様々な時代を乗越え多くの人々に支えられています。