ひおきじんじゃ
富山県中新川郡立山町日中65
日置神社(ひおきじんじゃ)は、富山県中新川郡立山町日中にある神社。 平安時代初期の大同2年(807年)、越中国守佐伯有若による創立と伝わる。御祭神は、天押日命。天忍日命と記される場合もある。 式..
日置神社(ひおきじんじゃ)は、富山県中新川郡立山町日中にある神社。 平安時代初期の大同2年(807年)、越中国守佐伯有若による創立と伝わる。御祭神は、天押日命。天忍日命と記される場合もある。 式内社「日置神社」は、『続日本後紀』承和12年(845年)9月に「新川郡無位日置神従五位下」とあり、その後、『日本三代実録』貞観2年(860年)5月29日には「正五位上」、貞観9(867年)2月27日には「従四位上」に進んだ。 往時は社運が隆盛し、多くの社僧を擁し、社領1000俵ほどを有してたが、戦国時代の兵火などで衰微したという。 古くから神仏習合し、境内には惣門や仁王門など仏教色の強い施設があったというが、明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式は廃された。 ただ、当社の近くに日置寺という寺があり、本尊は行基作と伝えられる杉材の木像聖観音。そのため、当社の氏子は杉の下駄を履かず、火葬の際にも杉材を使わないという。 明治になり、現社号に復して村社に列し、明治32年(1899年)、社殿が造営された。拝殿は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き。
天押日命
式内論社 旧村社
大同2年(807)
10月12日
神輿練りと「火渡り」