あわずはくさんじんじゃ
石川県小松市粟津町ワ88
粟津温泉湯の街を眺望する山上に鎮座まします白山神社は古く奈良時代より粟津保の総社として保円の人々により篤く崇敬されて来たお社である。祭神は伊弉諾尊、伊弉冉尊、菊理媛命の三神を祀り奉る、昔白山宮と号し..
粟津温泉湯の街を眺望する山上に鎮座まします白山神社は古く奈良時代より粟津保の総社として保円の人々により篤く崇敬されて来たお社である。祭神は伊弉諾尊、伊弉冉尊、菊理媛命の三神を祀り奉る、昔白山宮と号し養老2年僧泰澄の温泉発見に因み社殿に白山妙理權現を安置したと伝へる。往時社殿は宏大であったが源平時代の兵火に遭い神宝、旧記は概ね焼失した。正保元年(1644)前田中納言利常公は粟津に入湯の折、当神社にご参詣された由、郷内の信心衆の間に伝承された。今に至るまで悪疫退散・五殻豊穣の靈驗、あらたかな御社として著名である。