うとじんじゃ
長崎県雲仙市国見町土黒庚1658
創建年代不詳。ただ宝暦年間(一七五一〜六四)以前に建立されたことは、当神社所蔵の金幣の銘より推測される。なお当社はもともと摩利支天と称したと伝えられ、石像一体、並びに前立木像一体を祀る。往古はこれら..
創建年代不詳。ただ宝暦年間(一七五一〜六四)以前に建立されたことは、当神社所蔵の金幣の銘より推測される。なお当社はもともと摩利支天と称したと伝えられ、石像一体、並びに前立木像一体を祀る。往古はこれらの像を金子坊と称し、この山霊を祀ったという。この旨は縁起等に記されてはいないが、現在神社に残る古筆の摩利支天の絵像一軸により、そのことを知り得る。 古くは京都醍醐三宝院の門跡真言宗当山派の大龍寺が、代々別当寺として祭祀を司ったが、明治二年に烏兎神社と改め、現宮司岑家が社家を勤めることとなった。かつては山籠と称して剣術、柔術、槍術等の各道場より壮士隊をなして、五十日、あるいは百日と武術の練磨につとめたという。 旧領主よりの格別の崇敬があり、安政二年(一八五五)には御紋付御幕一張、台付灯籠一対の献上を受け、大龍家には晒一反を授くと申し伝えがある。
武甕槌命、経津主命、大山祇命
お天さん
10月13日
8月16日 千日籠祭
無料
有り