だいがんじ
岐阜県各務原市那加長塚町1-127
尾張六坊のひとつ。寺伝によればもともと尾張国飛保(現・愛知県江南市)にあったとされ、尾張六坊のひとつに数えられた。このとき飛保の「西の坊」と呼ばれていたという。 1233年に初代住職の正慶が親鸞聖..
尾張六坊のひとつ。寺伝によればもともと尾張国飛保(現・愛知県江南市)にあったとされ、尾張六坊のひとつに数えられた。このとき飛保の「西の坊」と呼ばれていたという。 1233年に初代住職の正慶が親鸞聖人に会い弟子となっていることから、その頃に大願寺が創建されたと考えられている。 文献にみえるのは1541年からで、本願寺第十代門主・証如上人の記した「天文日記」に大願寺の名がみえ、当時の有力寺院のひとつであったことがわかっている。 1603年に本願寺が分裂したとき、尾州の国守より東本願寺・教如上人側につくよう命令が下ったが、当時の住職・浄誓はそれに反して西本願寺・准如上人側に味方した。このことから圧力を受けて尾州にとどまることができなくなり、飛び地境内のあった現在の長塚(岐阜県各務原市)の地に移転したのではないかと推測されている。すべての移転が終わったのは1650年であり、明和年間(1764~1772)には本堂の大修繕が行われた。濃尾地震の被害を受けるも本堂再建の工事が行われた。現在の本堂は2008年に再度新築されたものである。 現住職は23世。
那加長塚町(なかながつかちょう)にある浄土真宗本願寺派の寺院。同派岐阜教区岐稲組に所属している。
實静山(じつじょうざん)
浄土真宗
浄土真宗本願寺派
阿弥陀如来
實静山大願寺
無料
有り(境内または北西約50m地点)
有り(山門内側右)