おかだばとうかんぜおんどう
千葉県八街市岡田120
八街市岡田にある、馬頭観世音菩薩を祀る仏堂。 建長年間(1249年~1256年) 一頭の白馬が岡田の里に現れ、急死した事件があった。 それからというもの村には疫病による死者が相次ぎ、村人は「白馬..
八街市岡田にある、馬頭観世音菩薩を祀る仏堂。 建長年間(1249年~1256年) 一頭の白馬が岡田の里に現れ、急死した事件があった。 それからというもの村には疫病による死者が相次ぎ、村人は「白馬の呪い」だと恐れ、僧侶を招いて祈祷をし、観音像を刻んで祀るなどしたが、一向に祟りは止まなかった。 文永元年(1264年)8月18日 岡田の里を通りかかった日蓮聖人は、ただならぬ村の様子を目の当たりにし、白馬が斃死した場所に馬頭観世音菩薩像を祀り、冥福を祈って回向すると、祟りはぴたりと止んだという。 長禄元年(1457年) 馬頭観世音菩薩像は妙長山法宣寺開基の際に一旦法宣寺に移された。 明応8年(1499年) 法宣寺2世日税上人が夢に見たお告げに従い、現在地に仏堂を建立し、馬頭観世音菩薩像が安置された。 その後病馬・奔馬・荒馬など馬の病で治らないものはないと言われる霊験あらたかな観音様として、遠近問わず広く信仰を集めた。 かつては毎年1月・10月の18日は祭礼日とされ、参道に幟が立ち、出店が並び、裏山では競馬が催され、昭和初期まで賑わいを見せたという。 現在も管理は妙長山法宣寺(八街市根古谷)。
八街市岡田にある、馬頭観音を祀る仏堂。 鎌倉時代に日蓮聖人が「白馬の呪い」から村人を救った馬頭観世音菩薩像を祀る。 法宣寺2世日税上人が現在地に仏堂を建立。 現在も管理は妙長山法宣寺(八街市根古谷)。
1499年 (明応8年)
馬頭観世音菩薩
日税上人(妙長山法宣寺第2世)
岡田馬頭観世音堂
岡田の観音様
額絵馬「捕馬の図」 岡田馬頭観世音幟 二旒 (ともに八街市指定民俗文化財)
JR総武本線八街駅から ふれあいバス(中コース)「岡田」下車徒歩5分
無し